「住宅ローン金利、6月はどうなった?変動はまた上がるの?」
「固定だけがどんどん高くなってる気がする…今は変動と固定どっちにすればいいの?」
6月に入って、こういうご相談が一気に増えています。
2026年6月の住宅ローン金利は、「変動は全行ほぼ据え置きの”凪(なぎ)”」「固定とフラット35は1か月で+0.50%の大幅上昇」という、はっきり二極化した局面に入りました。6月15・16日には日銀の金融政策決定会合も控えています。ここでの追加利上げが、変動金利の次の上昇を左右する分かれ道になりそうです。
この記事では、メガバンク・ネット銀行・全国の地銀・信用金庫・労金・JA・フラット35まで、2026年6月時点の最新金利と5月からの変化、年初からの推移、6月日銀会合の見通し、そして「自分はどのタイプを選ぶべきか」までを一気に整理しました。数字に振り回されず、自分にとっての正解を見つける地図として使ってみてください。
👉 借金や低年収で「そもそも住宅ローンが組めるのか」が気になる方はこちらも

2026年6月の住宅ローン金利【結論:変動は据え置き・固定は+0.50%・焦点は日銀会合】
まず6月の全体像を3行でまとめます。
・変動金利:メガバンクもネット銀行も、ほぼ全行が5月から据え置き。6月は「動かない月」
・固定・フラット35:フラット35は5月2.710%→6月3.21%へ、1か月で+0.50%の大幅上昇
・最大の焦点:6月15・16日の日銀会合。ここで追加利上げがあれば、変動金利の次の上昇は10月以降に反映される見込み
「変動は据え置きなのに、固定だけ急に上がってる」——この温度差が6月のいちばんの特徴です。固定金利の基になる長期金利が5月に一時2.8%台(約29年ぶりの高水準)まで跳ね上がったことが、フラット35を直撃した形です。
👉 先月(2026年5月)の住宅ローン金利動向は、こちらの記事で詳しく解説しています

主要銀行の住宅ローン変動金利(2026年6月・最新比較)
6月のメガバンク・ネット銀行の変動金利(最優遇)を整理します。5月にネット銀行3行が+0.35%の引き上げをしましたが、6月はその3行も含めてほぼ全行が据え置きでした。
- メガバンク(6月は全行据え置き)
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・三菱UFJ銀行:0.945%(5月→6月±0)
・みずほ銀行:1.025%(±0)
・三井住友銀行:1.275%(±0)
3月までの引き上げが一巡し、メガバンクの変動金利は「適用金利1%前後」で落ち着いた状態が続いています。 - ネット銀行(5月に+0.35%した3行も6月は据え置き)
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・auじぶん銀行:0.930~0.980%(±0)
・住信SBIネット銀行:0.950%(±0)
・PayPay銀行:0.850~0.980%(±0)
・SBI新生銀行:0.990~1.060%(5月+0.35%後・6月±0)
・イオン銀行:1.130%(5月+0.35%後・6月±0)
・ソニー銀行:1.347%(5月+0.35%後・6月は変動据え置き/一部の固定は引き上げ)
※最優遇金利は団信や自己資金の条件で変わります。表示は目安としてご覧ください。
全国の地方銀行・信用金庫・労金・JAの住宅ローン金利動向(2026年6月)
地銀・信金・労金・JAは、メガバンクやネット銀行と金利の見直し方が違います。多くが変動金利の基準を年2回(4月1日・10月1日)しか改定しないため、6月は基本的に据え置きです。次の節目は10月になります。
①地方銀行:6月は据え置き、地域で変動0.7~1.4%台の幅
大手地銀の多くは基準レートの見直しを年2回に限定しているため、6月単独の改定はありません。エリアの競争環境によって最優遇の変動金利には幅があり、同じ属性でも申込先で結果が変わるのが地銀の特徴です。主要都市圏の代表的な水準を挙げてみます。
- 関東
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・横浜銀行:変動0.945%/10年固定3.12%
・武蔵野銀行:変動0.730%/10年固定1.85%
・常陽銀行:変動1.325%/10年固定2.70% - 関西
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・関西みらい銀行:変動0.845%/10年固定2.82%
・池田泉州銀行:変動0.89%/全期間固定3.30%
・滋賀銀行:変動1.000%/10年固定2.775% - 福岡・九州
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・福岡銀行:変動1.275%/10年固定3.15%
・西日本シティ銀行:変動1.125~1.375%/10年固定3.25%
※変動金利は取引条件(給与振込・カード契約など)で引き下げ幅が変わります。
②信用金庫:地域密着で個別の事情を見てくれる(変動1.0~1.4%台)
信用金庫はスコアリングだけでなく「個別の事情」を聞いて判断してくれるところが多く、ネット銀行で否決された方の再チャレンジ先として有力です。
- 大都市圏の代表例(2026年6月)
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・城南信用金庫(東京):1年変動1.000%~(保証料方式)
・京都信用金庫(京都):変動1.425%~/10年固定3.05%~
・巣鴨信用金庫(東京):変動1.650%/10年固定2.40%(特別金利・要件あり)
※信用金庫は保証料がかかる方式が多く、地銀の融資手数料型と実質コストで比べることが大事です。
③労働金庫(ろうきん):会員なら全国最安水準のことも
ろうきんは変動金利の見直しを4月1日・10月1日の年2回に固定しているため、6月の改定はありません。労働組合や生協の会員向けの優遇が手厚いのが特徴で、会員なら地銀より低い水準になることもあります。
- 主要ろうきんの変動金利(2026年6月・会員優遇後の目安)
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・中央労働金庫(関東1都7県):変動1.205%~/全期間固定2.95%
・近畿労働金庫(関西):変動1.235%/10年固定1.95%
・九州労働金庫(九州7県):変動0.800%(全国の労金で最安水準)
※非会員は優遇幅が縮小し、保証料・手数料も割高になります。会員かどうかで条件が大きく変わる点に注意してください。
④JA(JAバンク):全国基準は変動1.325%、地域で差が大きい
JAバンクは各単位JA(農協)ごとに金利が違うのが特徴です。全国共通の基準(マイホーム応援プラン・2026年6月1日現在)と、地域の例を挙げます。
- JAバンクの住宅ローン金利(2026年6月)
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・全国基準(マイホーム応援プラン):変動1.325%/10年固定3.20%/5年固定2.45%
・JAバンク埼玉(地域例):変動0.980%/10年固定2.775%
※同じ県内でも単位JAによって金利が異なります。お住まいの地域のJAで確認が必要です。
エリア×業態×自分の属性で「最適解」を探す
ここまで見てきたとおり、6月は「変動はどこも据え置き」で、表面上は静かな月です。だからこそ差がつくのは金利の数字ではなく、自分の属性で通る金融機関を選べているか。借金や審査落ちのご経験がある方は、メガ・ネットだけで判断せず、地銀・信金・労金・JAまで視野に入れることをおすすめします。
👉 借金がある方の住宅ローン審査の通し方は、こちらの記事で詳しく解説しています

フラット35と固定金利の動向(2026年6月は+0.50%の大幅上昇)
変動が据え置きの一方で、6月にはっきり動いたのが固定金利です。フラット35(借入期間21年以上35年以下・融資率9割以下・団信あり)は、5月の2.710%から6月は3.21%へ、1か月で+0.50%も上がりました。
- フラット35・フラット20(2026年6月・団信あり)
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・フラット35(21~35年・融資率9割以下):3.21%(5月2.710%→+0.50%)
・フラット35(融資率9割超):3.32%(+0.50%)
・フラット20(20年以下・融資率9割以下):2.89%(+0.50%)
4月2.39%→5月2.71%→6月3.21%と、2か月で+0.82%。固定金利は明確な上昇局面に入っています。 - 民間の10年固定(5月実績の目安)
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・住信SBIネット銀行:3.289%前後
・PayPay銀行:3.39%前後
・みずほ銀行:3.55%前後
民間の固定もおおむね3%台で、6月にかけて引き上げる動きが続いています。
子育て世帯には負担をやわらげる仕組みもあります。【フラット35】子育てプラスを使うと、お子様1人で当初5年間▲0.25%、3人で▲0.75%の引き下げが受けられます。固定金利が上がっている今の局面では、検討する価値が大きい制度です。
2026年年初~6月の住宅ローン金利の推移
ここで、年初からの流れを振り返っておきます。固定金利が急に上がった背景には、長期金利(10年国債利回り)の上昇があります。
・3月末:長期金利が約2.366%(約26年ぶりに2%台)
・5月:一時2.8%台まで上昇(約29年ぶりの高水準)
・6月初旬:2.68%前後で推移
フラット35の原資になる機構債の表面利率も3.38%まで上がっており、これが6月の+0.50%に直結しました。一方で、変動金利の基になる短期の政策金利はまだ動いていないため、変動と固定の金利差が約2%超と、ここ数年でも特に大きい状態です。変動0.9%台に対して固定3.2%台。その差はかなり鮮明です。
6月15・16日の日銀会合と今後の見通し
6月でいちばん注目すべきなのが、6月15日・16日の日銀金融政策決定会合です。ここで政策金利が0.75%→1.00%へ引き上げられるかどうかが、変動金利の次の動きを左右します。
・市場が織り込む6月利上げの確率は約78%(5月末時点)
・エコノミスト調査でも5割超が6月利上げを予想
・一方、日銀の執行部にはなお慎重な見方もあり、僅差での判断になる可能性
背景には、企業物価が前年比+4.9%(約3年ぶりの高さ)と物価の上振れが続いていること、ドル円が159円前後の円安水準にあることがあります。利上げを後押しする材料がそろう一方で、中東情勢や原油価格しだいで判断が振れる不確実性も残っていて、「確実に上げる」とまでは言い切れない状況です。
年末から2027年にかけては政策金利が1.00~1.25%程度まで進むとの見方もあります。長い目で見れば、変動も「いずれ上がっていく」前提で家計を組んでおくのが安全です。
2026年6月、住宅ローンのタイプはどう選ぶ?
変動が据え置き・固定が上昇という今の局面で、タイプ選びの考え方を整理します。
- 変動金利が向いている人
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借入額に余裕があり、金利が上がっても繰上返済できる原資を用意できる人。月々の負担をできるだけ抑えたい人。当面の金利差(約2%)のメリットを取りにいく選択です。
- 固定・フラット35が向いている人
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将来の家計を確実に見通したい人、教育費などで支出が増える時期と重なる人。金利は高くても「返済額が変わらない安心」を取りたい人。子育て世帯は子育てプラスの引き下げも活用できます。
どちらが正解かは、年収・借入額・家族構成・借金の有無で変わります。「金利が低いから変動」と単純に決めず、自分の家計が金利上昇に耐えられるかまで含めて考えるのがコツです。
すでに変動金利で借りている人の注意点
すでに変動で借りている方は、6月会合の結果と「5年ルール・125%ルール」を知っておくと安心です。
多くの銀行では、金利が上がっても5年間は毎月の返済額が変わらない(5年ルール)、見直し後も前回の1.25倍までしか増えない(125%ルール)という仕組みがあります。ただし月額が据え置かれる代わりに利息と元本の内訳が変化し、最終的に未払い利息が残ることもあるので、内訳の変化は把握しておきましょう。
注意したいのは、PayPay銀行など一部のネット銀行は5年ルール・125%ルールを採用していないこと。金利が上がるとすぐに返済額に反映されるため、自分の借入先がどちらのタイプか、一度確認しておくと安心です。借金もあわせて返済が重いと感じている方は、住宅ローンへの一本化で月々の負担を整理できる場合もあります。
「対応が難しいケース」も正直にお伝えします
スマモゲは「どんな方でも必ず通せます」とは言いません。正直にお伝えすると、直近で延滞中・債務整理の手続き中・信用情報に重い事故情報が残っているといった場合は、すぐに住宅ローンを通すのが難しいことがあります。
ただ、それも「今は時期ではない」というだけで、いきなり無理という意味ではありません。借金を住宅ローンに一本化して返済比率を整える、事故情報が消えるタイミングを見て準備するなど、状況に合わせた道筋を一緒に描けます。まずは現状を正直にお聞かせいただくこと。それがいちばんの近道です。
よくある質問
2026年6月、住宅ローンは変動と固定どちらが得ですか?
金利差だけで言えば変動が約2%低く、当面の月々返済は変動が小さくなります。ただ固定はこの2か月で+0.82%上がっており、これ以上の上昇を避けたい方には不利な流れです。繰上返済の原資を用意できる人は変動、家計を確実に固定したい人はフラット35という使い分けが現実的ですね。
6月の日銀会合で利上げされたら、私の変動金利はいつ上がりますか?
仮に6月15・16日の会合で利上げがあっても、すぐには上がりません。多くの銀行は10月1日の基準金利改定でまとめて反映し、実際の返済額に表れるのは2027年1月以降が一般的です。つまり今すぐ慌てる必要はありませんが、「秋以降に上がる前提」で準備しておくと安心です。
ネット銀行で否決されたら、もう住宅ローンは無理ですか?
諦めないでください!ネット銀行は審査がスコアリング中心で機械的に判断されやすく、属性に少し癖があるだけで否決されることがよくあります。地銀・信用金庫・労金は地域密着で個別の事情を見てくれるところも多く、ネット銀行で落ちた後の選択肢として十分にありえます。
借金があると2026年6月の住宅ローンは組みにくいですか?
借金があるだけで、すぐに住宅ローンが無理と決まるわけではありません。スマモゲでは、借金を住宅ローンに一本化して返済比率を基準内に収め、借金ありの方でも住宅ローンを通している実績が多数あります。大事なのは「金利の安さ」ではなく「自分の属性で通る金融機関を正しく選ぶこと」なんです。
いま借りるか、秋まで待つかで返済額はどれくらい変わりますか?
3,500万円・35年・変動金利で借りた場合、金利が0.5%上がるだけで総返済額が約350万円増えるイメージです。月々では約8,000円~1万円。6月の利上げが変動に反映されるのが10月以降と見られるので、固定でいくなら上昇が続く前に動くほうが有利な局面ですね。
金利上昇の局面でこそ、住宅ローンのプロに相談する価値があります
2026年6月の住宅ローン市場は、変動・固定・フラット35のどれを選ぶか、メガ・ネット・地銀・信金・労金・JAのどこに申し込むかで、総返済額に数百万円の差がつく局面に入っています。
スマモゲ住宅ローン相談窓口では、業界歴20年以上のプロが、ご相談者一人ひとりの属性・借金状況・希望エリアに合わせて、最適な金融機関選びと申込ルートを設計します。借金や審査落ちのご経験がある方も、過去に他社で断られた方も、まずはお気軽にご相談ください。
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